
国家公務員削減の狙い
今朝ミノモンタの番組で国家公務員削減を取り上げていた。60%近く大幅に新規採用を減らす案であるが、それにもかかわらず大学新卒者が望む就職先は国家公務員が大人気だそうだ。大幅削減が実現すれば公務員試験はとてつもない難関となる。国家公務員に対する風当たりが強い中でとられた策であるが、行き過ぎはには問題が生じる。恐らくこのまま進めれば、4,5年先に若手人材不足で行政業務に支障を来たす恐れ多分にありと思える。数十年前のこと、オイルショックなどで不況に見舞われたとき、産業界では数年にわたって新規採用を手控えたときがあった。その結果、主任や係長クラスの人材に不足を来たし現場業務を進めるにあたり多大な支障を来たしたことがあった。即ち、課長、部長クラスまでが毎日現場に出て細かいところまで指示しなければ仕事が進まない情況に追い込まれた。これでは企業としての基本的運営にも障害生じるのは当たり前。その結果各企業は、数年後には打って変わって大幅採用へと方針転換を始めた。結局、人材的に軌道復帰するには10年ほどの空洞が生じた事になった。国家公務員大幅削減案は恐らくこれを承知で進める積りかと思う。即ち、現役が温存されたまま定員を減らす事ができるわけで、その結果業務に支障を来たすようになれば新規採用増も容認され、現役組はそのころ皆定年退職でめでたしめでたしとなるわけである。 こんな事以外に無駄を省くことは沢山あるはずだが、弱いところが狙われるのは世の常か。結局よりよく生き抜くためには強くなるのが一番か。まさに弱肉強食。強いもの勝ち。盛者必衰もあり、クワバラクワバラ。
Posted by
iuujhoitjd
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2012年04月21日
14:18
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